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2014.7.31(Vol.062)
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こんにちは、メルマガ 「こんぱす」です。
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中国事情～上海の風Ⅱ ■ 第61回 □
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☆皆さんこんにちは、中国保険ブローカーの嶋倉です。
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今月は次のテーマでお送りします。
「 中国の結婚事情① 家と車 」
私は日ごろから中国語の勉強のために時間があれば中国の映画やドラマを見るようにしています。昨年、中国でヒットした結婚をテーマにしたドラマ「咱们结婚吧」（全50話）を見終えて、中国の結婚事情に興味が湧き、いろいろと自分で調べてみました。
ネットの情報だけでは信憑性に欠けると思い、最近結婚したばかりの上海人の友人（女性）に話も聞き、情報収集しました。
先におことわりしておきますが、中国の結婚事情と言っても中国はかなり広いので、地域によって事情も異なってきます。これからお伝えする内容は中国各地で普遍的にある話をベースに、現代の上海人が語った結婚観をミックスさせたものです。
まず、現代の中国の結婚について説明します。中国で「結婚」という２文字を見ると、更に2つの単語が連想されます。それは「車」と「家」です。中国に関わったことがある方ならご存知かもしれませんが、この「車」と「家」は結婚する際に既に持っていなければならない（もしくは購入するだけの財力が必要な）ものです。
「家」と簡単に言いますが、経済成長した中国の地価は急激に高騰し、上海の「家」はもはや容易に購入できるものではなくなりました。
中心部であれば１㎡が4万元（約68万円）以上になります。
そのため街の不動産で売られている物件の多くは安くても300万元や500万元で日本円に換算するとぞっとするような金額です。（1元=17円）
そして、続いて「車」ですがこちらも簡単ではありません。
そもそも上海では増えすぎる車の数を制御するため、市が政策を出しており、ナンバープレートは抽選で当たった人しか購入することができません。
その金額も7万元～12万元だと言われており、100万円以上する計算です。
車も安くても10万元はするので、合計で300万円程度はかかるようです。
日本であればローンで払えるじゃないかと思うかもしれませんが、上海の一般的な大卒の給料は5000元程度です。年間10万元もらっている人は多くありません。そんな彼らが結婚の際にこれらを準備するのは現実的に不可能です。
では、どうしているのか。当然、親が登場します。良くあるパターンとして、「家」は男性の両親が、「車」は女性の両親が結婚時に購入するそうです。しかし、前出の友人の話によると上海では公共交通機関が発展しているため、「車」は必要ないと考える人も増えてきているようで、その場合は「家」を男性の両親が、そして、その「内装費」を女性 の両親が支払うケースも多いようです。
こちらの「家」はほとんどがマンションやアパートで、一戸建てはほとんどありません。そしてそのうちのほとんどが内装前の箱売りです。
そのため内装は自分たちで行う必要があります。日本では滅多にありませんが、こちらでは同じマンションでも部屋の数だけ内装の感じも異なります。
少し話が脱線しましたが、この「家（内装を含む）」と「車」の存在が若者たちの結婚を妨げるケースも多々あります。そもそも中国ではこれ以外にも男女の結婚を妨げるものがあります。
そちらについては次号でお送りします。
それでは今月はこのあたりで失礼いたします。
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「上海でもW杯期間中は連日大きな盛り上がりを見せていました＠老外街」
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