2015年7月1日、我が国のPL法が施行され20年が経ちました。バブル崩壊直後に施行され、その後、リーマンショック、2009年から2012年にかけての急激な円高による海外への生産移転など、我国の製造業界は幾度となく、厳しい景気の荒波と国際化にもまれ続けてきました。

そして、今やPL法の考えは製造業者に対する世界共通のルール(規律)となっており、多くの国際安全規格や国家規格の基礎となっています。

ようやく各種製造業に復活の光が差し込んできた今こそ、「ものづくり日本」の強さとブランド力を一層強化する時ではないでしょうか。日本の誇る、確かなものづくりの技術力や他国の追従を許さないほどの「きめ細やかな仕上げ」などは世界に通用するものですが、PLという国際ルールの中で戦う必要があります。

今ここで、PL法の原点に立ち戻り、PLP(PL予防対策)の見直しをすることをお勧めいたします。特に、取説(取扱説明書)に関しては、国際ルールから逸脱したものが多く見受けられます。この状況では、国際社会において大きなリスクを背負ったまま戦うことになります。多言語展開の為にも、この機会にまずは国内向け取説の再チェックをご提案申し上げます

本セミナーでは、より多くの企業様の参考となるよう、取説を作成する上で求められる一般的(基本的)な情報でセミナーの内容を組立てています。(特定の業種に特化した内容ではありません)本セミナーで得た情報をヒントに研究し、皆様の製品の取説の改善活動に活用頂ければ幸いです。

本セミナーは、特定非営利活動法人セフティマネジメント協会と株式会社キャプテンの共催で開催致します。
ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせいただき、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。

NPOセフティマネジメント協会
理事長  出崎  克