そんな書き方では伝わりません。
そろそろ、わかりにくい説明をやめませんか?
欠陥には取扱説明書の表示不備が含まれ、そのためか、製品の取扱説明書(取説)は、とりわけ
企業のディフェンスツールとして位置づけられる傾向があります。
しかし、グローバルスタンダードでは、製品のリスク低減方策は、第一に安全な製品を設計する
こととされており、取扱説明書などへの表示によるリスク低減方策は、最後の手段となっています。
つまり、リスクがあれば取扱説明書などへの表示すればよい、というわけではありません。
努力しても、わかりにくくなりがちです。
設計段階で取り除けない製品の危険については、取扱説明書や安全ラベルなどの表示でユーザー
に伝えなければなりませんが、ユーザーが、「やるべきこと」や「してはいけないこと」を正しく
理解できなければ、ユーザーは危険にさらされることになります。したがって、「わかりやすさ」
というのは、ユーザーの安全に大きく関係しているといえます。
「わかりやすく伝える技術」を
身に付けることが、リスクマネジメントの一環として求められるのではないでしょうか。
セミナープログラム詳細
タイトル | 取説はなぜ読む気にならないのか? 「伝わる取説」の作り方講座【実践編】 |
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タイムスケジュール | ||
10:00 | 開会の挨拶 | |
10:15~12:00 | 【第一章】 取説はなぜ分かりにくくなるのか |
1. 取説の役割ってナンだろう 2. 製品安全対策の考え方 3. 日本における「伝える技術」 4.ユーザー中心設計を目指して →日本人は分かりやすく伝える技術を学ぶ機会がない |
【第二章】 取説を作る前にしておくこと |
1. 情報をしっかりと収集する 2. 取説のコンセプトや制作方針を企画する 3. 取説の記載内容を決定する →段取り八分! 設計図なくば良い製品(取説)は作れない |
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【第三章】 読み手はどうやって理解しているのか |
1. コミュニケーションの原理原則を知ろう 2. メンタルモデルとは 3. メンタルモデルに配慮した情報の出し方 →人はいとも簡単に誤解する。認知メカニズムに配慮した情報伝達のコツを学ぶ |
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12:00~13:00 | お昼休憩(1 時間) | |
13:00~15:00 | 【第四章】 伝える技術!伝わる表現! |
1. テクニカルライティングとは 2. わかる、伝わる、文章の書き方 3. 理解を助ける、ビジュアル表現 →これで伝わる!テクニカルライティングの技術を学ぶ |
【第五章】 注意・警告文でリスクヘッジ |
1. なぜ注意・警告文がいるのか 2. 危険を伝える、注意・警告文の書き方 →残留リスクは指示警告で伝えて、ユーザーの安全を守る |
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15:10~15:30 | 質疑応答 | |
15:40~ | ■個別無料相談(要事前予約/1 社 10 分程度) |
セミナー概要
セミナー開催情報(NPO法人セフティマネジメント協会) | |
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取説はなぜ読む気にならないのか? |
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○開催日時 | 2014年6月12日(木) 10:00~15:30 (受付 9:45) ※ 15:40 から事前予約の限定 3 社に対して「取説」無料相談会(1 社 10 分程度)。 先着順となります。 必要に応じて貴社の「取説」をご持参下さい。 |
○場 所 |
名古屋都市センター 14階 第3・4会議室 TEL: 052-678-2200 (代) http://www.nui.or.jp/gaiyo/map.html |
○参加費用 | 一般参加企業 1 名/14,000 円 協会会員 1 名/10,000 円 |
○申込及び 支払方法 |
参加申込書を、セフティマネジメント協会事務局へ FAX にてお申し込みください。 お申込みいただいた方には、事前に請求書と受講票を送付しますので、指定の口座 へお振込みください。 *振込手数料は、貴社にてご負担ください。また、「振込金受取書」を領収書に代えさせていただきます。 |
○定 員 | 30名(申込み順) |
○お問合せ先 | NPO セフティマネジメント協会 (担当:白田・高盛) TEL:03-5614-4752 FAX:03-5614-4477 |
○主催 | NPO セフティマネジメント協会 株式会社キャプテン |
セミナー講師紹介
講師:山口 純治 氏
所属:株式会社ダイテック
コミュニケーションデザイン事業部 事業部長
コミュニケーション設計コンサルタント
製品マニュアル、商品プロモーション、ブランディング、販売店や社員トレーニングど、さまざまな情報伝達シーンで、「伝わる!コミュニケーション」を設計するコンサルタントとして幅広く活躍。各種セミナー、トレーニング、研修、コンサルティングなどを数百社に提供してきた。
■1993年にマニュアル制作の専門会社である株式会社ダイテックに入社。各社製品のパーツカタログやマニュアルなどの技術資料制作およびその制作指導に携わる。
■2003 年に横浜オフィスの責任者となり、関東での事業を拡大するととも、パーツ
業務コンサルティングや、マニュアル診断事業を立ち上げ、さまざまな業界のメー
カーに技術情報のコンサルティングを提供する。その後、自動車事業部の事業部長に
就任し、横浜・東京・広島にある 4 つのドキュメントセンターを統括。
■2009 年から 2011 年まで、富士重工業株式会社と株式会社大興(ダイテックの親
会社)が出資して設立した技術情報制作会社、スバル・インテリジェント・サービス
株式会社に出向。「マニュアル改善」のセミナー講師、コンサルテーション、伝わる
マニュアルの啓発活動を推進した。
■2011年にダイテックに帰任。情報の作り手と情報の受け手の「心」をつなぐコミュ
ニケーション設計を目的とした、コミュニケーションデザイン事業を推進。