メールマガジンバックナンバー2012.11月号

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 2012.11.27(Vol.042)

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  こんにちは、メルマガ 「こんぱす」です。

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危機・リスク事例に学ぶ
    中小企業のリスクマネジメント

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10月より連載開始 http://www.npo-safety.org/riskmanagement.html

近年、企業を取り巻く環境の変化のスピードは速く、各企業が直面するリスクは増加しかつ多様化している。
 このような中で危機管理・リスクマネジメントの必要性、重要性は叫ばれているものの、中堅大企業でさえ取り組みは一定程度に止まり、定着しているとは言い難い状況にある。  
 ましてや中小企業においては、ほとんど意識されていないのが現状である。
 中堅大企業が取り組むべきリスクマネジメントと、中小企業が取り組むべきリスクマネジメントは、対象や手法こそ違いはあるものの基本はすべて同じである。
 本稿では中小企業で発生したあるいは発生する可能性がある危機・リスク事例を見ながら、中小企業が取り組むべきリスクマネジメントのポイントや課題を全12回にわたっり紹介します。

筆者紹介 :島田 公一(しまだ こういち)氏
 1951年生まれ。1973年慶応義塾大学商学部卒業。
大東京火災海上保険入社(現あいおいニッセイ同和損害保険)。
入社以来、新種保険、商品開発、リスクマネジメント業務に携わる。
商品開発部部長、商品引受支援部長、あいおい基礎研究所常務取締役を経て、現在、YMK リサーチ インスティチュート代表。
 主著に「ハンドブック製造部責任対策」「実践危機マネジメント」「ケースブックあなたの組織を守る危機管理」(以上共著・ぎょうせい)、「裁判実務体系30『製造物責任関係訴訟法』」(共著・青林書院)など。

第2回 2012年11月15日 
 
《危機・リスク事例》「コンプライアンス ~ 不二家 消費期限切れ原材料使用事件 ~」
 リンク先:http://www.npo-safety.org/pdf/risk_002.pdf 



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中国事情~上海の風Ⅱ  ■ 第41 回 □ 

http://www.captain-inc.com/chugoku.html
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☆こんにちは、中国保険ブローカーの嶋倉です。

今月は次のテーマでお送りいたします。

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「反日デモ以降」

日本でも連日ニュース番組などで報道されていましたが、前回(9月中旬以降)の反日デモは過去最大規模となりました。現在は表面的に落ち着いているように 感じますが、その当時から11月現在まで実際に中国で生活していて感じたことをお届けします。

今回、反日デモが発生した直接的な原因は間違いなく尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題だった思います。こちらにいる日本人も8月の段階では楽観的に経過を見ており、 多くの人があそこまでの拡大を予想していなかったと思います。

しかし、日本が尖閣を国有化すると発表して以来、状況は一変しました。
至るところデモが起き、多くの日本企業が被害に遭いました。
デモ発生中に青島や広州の知人と情報交換をしましたが、街は異様な雰囲気に包まれていて、初めて中国に来た日の感覚(=恐怖感)に近いと言う人もいました。
筆者のいる上海でも「日本人」に対する暴行被害が出ました。無差別に攻撃をされ、 長期の治療を余儀なくされる方もいたようです。

デモが最も激しくなった9月15日(土)~18日(火)になると上海のほとんどの日本料理屋やファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニエンスストアが安全のために中国国旗を掲げ「釣魚島是中国的(釣魚島は中国の物だ)」と書かれた横断幕を店の前に張り出し、暴動から身を守りました。この光景はかなり異様なもので鮮明に記憶に残っています。

その後、中国では建国記念日にあたる国慶節の大型連休(10月1日~10月7日)が過ぎ、反日デモは鎮静化しました。筆者はこの連休を利用して日本に一時帰国していたのですが、戻ってきてみるとほぼ全ての日本料理屋などが、デモ中は掲げていた中国国旗を既に外しており、街の雰囲気も以前の感じに戻っていました。それ以降は生活面では特に影響は出ていないように感じます。タクシーなども普通に利用しています。

しかし、ビジネス面では現在に至るまで反日デモの影響で、通関が通りにくい、就業ビザが取得できない、入札に参加できないなどの問題が起きているようです。
中国政府としても困っているようですが、これらは国や役所の上層部が指示を出しているのではなく、どうやら現地の担当者レベルでの嫌がらせのようです。状況が改善されることを切に願います。

上海で生活していて思いますが、今回のデモが多くの地域で暴動に変化してしまい、多くの日本企業や日本人に被害が出ました。また日本料理屋を経営している中国人の中にもとばっちりを受けた方がたくさんいました。もちろんそれを容認した中国政府のやり方は理解できません。

しかし、このタイミングであえて述べたいのは、中国人=反日では決してないということです。日本のニュースを見ているとそう思ってしまうかもしれません。確かに日本で報道されたことも事実ですが、一方で中国には日本の文化やアニメ、漫画が好きで日本語を勉強している人や日本に対して友好的感情を持っている人もたくさんいます。実際に筆者の周りの中国人の方々は素敵な方ばかりです。

更にニュースでは報道されていませんでしたが、中国人の中にも決死の覚悟で反日デモへの反対運動をしている人たちがいました。中国で反日デモに真っ向から向かっていくことがどれほど勇気のいることか、日本のニュースでデモの様子をご覧いただいていたなら容易に想像がつくと思います。

どうか中国にいらっしゃる方も、日本にいらっしゃる方も日中関係、日本人と中国人との関係に悲観的にならないでください。

いかがでしょうか。ちょうどこの執筆をしている今、10年ぶりに中国の最高指導部の交代が行われようとしています。新たな指導者はこの日本との関係について、どのような方針を打ち出していくのでしょうか。 

「家の近くのコンビニでも中国 国旗が掲げられていました。」

それでは今回はこの辺で失礼いたします。


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