開催にあたって
バブル崩壊、リーマンショック、そして2009年から2012年にかけての急激な円高による海外への生産移転など、我国の製造業界は、厳しい景気の荒波と国際化にもまれ続けてきました。
そのような中で、我国のPL法は公布されてから、今年で20年が経ちました。
今やPL法の考えは製造業者に対する世界共通のルール(規律)となっており、多くの国際安全規格や国家規格の基礎となっています。
ようやく各種製造業に復活の光が差し込んできた今こそ、「ものづくり日本」の強さとブランド力を一層強化する時ではないでしょうか。日本の誇る、確かなものづくりの技術力や他国の追従を許さないほどの「きめ細やかな仕上げ」などは世界に通用するものですが、国際ルールの中で戦う必要があります。
今ここで、PL法の原点に立ち戻り、PLP(PL予防対策)の見直しをすることをお勧めいたします。特に、取扱説明書(取説)に関しては、国際ルールから逸脱したものが多く見受けられます。この状況では、国際社内において大きなリスクを背負ったまま戦うことになります。
本セミナーでは、より多くの企業様の参考となるよう、取説を作成する上で求められる一般的(基本的)な情報でセミナーの内容を組立てています。(特定の業種に特化した内容ではありません)本セミナーで得た情報をヒントに研究し、皆様の製品の取扱説明書の改善活動に活用頂ければ幸いです。
本セミナーは、特定非営利活動法人セフティマネジメント協会と株式会社キャプテンの共催で開催致します。
ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせいただき、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。
NPOセフティマネジメント協会
理事長 出崎 克
セミナープログラム詳細
タイトル | 取説はなぜ読む気にならないのか? 「伝わる取説」の作り方講座【実践編】 |
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タイムスケジュール | ||
10:00 | 開会の挨拶 | |
10:15~12:00 | 【第一章】 取説はなぜ分かりにくくなるのか |
1. 取説の役割ってナンだろう 2. 製品安全対策の考え方 3. 日本における「伝える技術」 4.ユーザー中心設計を目指して →日本人は分かりやすく伝える技術を学ぶ機会がない |
【第二章】 取説を作る前にしておくこと |
1. 情報をしっかりと収集する 2. 取説のコンセプトや制作方針を企画する 3. 取説の記載内容を決定する →段取り八分! 設計図なくば良い製品(取説)は作れない |
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【第三章】 読み手はどうやって理解しているのか |
1. コミュニケーションの原理原則を知ろう 2. メンタルモデルとは 3. メンタルモデルに配慮した情報の出し方 →人はいとも簡単に誤解する。認知メカニズムに配慮した情報伝達のコツを学ぶ |
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12:00~13:00 | お昼休憩(1 時間) | |
13:00~15:00 | 【第四章】 伝える技術!伝わる表現! |
1. テクニカルライティングとは 2. わかる、伝わる、文章の書き方 3. 理解を助ける、ビジュアル表現 →これで伝わる!テクニカルライティングの技術を学ぶ |
【第五章】 注意・警告文でリスクヘッジ |
1. なぜ注意・警告文がいるのか 2. 危険を伝える、注意・警告文の書き方 →残留リスクは指示警告で伝えて、ユーザーの安全を守る |
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15:10~15:30 | 質疑応答 | |
15:40~ | ■個別無料相談(要事前予約/1 社 10 分程度) |
セミナー概要
セミナー開催情報(NPO法人セフティマネジメント協会) | |
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取説はなぜ読む気にならないのか? |
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○開催日時 | 2014年12月3日(水)10:00~15:30(受付9:45) ※15:40から事前予約の限定3社に対して、「取説」無料相談会(1社10分程度)。 先着順となります。必要に応じて、貴社の「取説」をお持ち下さい。 |
○場 所 |
機械工具会館3階第1会議室(東京都港区芝5-14-15) |
○参加費用 | 会員企業10,000円/ 1名 非会員企業14,000円/1名 |
○申込及び 支払方法 |
参加申込書を、セフティマネジメント協会事務局へ FAX にてお申し込みください。 お申込みいただいた方には、事前に請求書と受講票を送付しますので、指定の口座 へお振込みください。 *振込手数料は、貴社にてご負担ください。また、「振込金受取書」を領収書に代えさせていただきます。 |
○定 員 | 30名(申込み順) |
○お問合せ先 | NPO セフティマネジメント協会 (担当:白田・高盛) TEL:03-5614-4752 FAX:03-5614-4477 |
○主催 | 特定非営利活動法人セフティマネジメント協会 株式会社キャプテン |
セミナー講師紹介
講師:山口 純治 氏
所属:株式会社ダイテック コミュニケーションデザイン事業部
コミュニケーション設計コンサルタントセミナー講師
製品マニュアル、商品プロモーション、ブランディング、販売店や社員トレーニングなど、さまざまな情報伝達シーンで、「伝わる!コミュニケーション」を設計するコンサルタントとして幅広く活躍。各種セミナー、トレーニング、研修、コンサルティングなどを多くの企業に提供している。
■1993年にマニュアル制作の専門会社である株式会社ダイテックに入社。各社製品のパーツカタログやマニュアルなどの技術資料制作およびその制作指導に携わる。
■2003 年に横浜オフィスの責任者となり、関東での事業を拡大するととも、パーツ
業務コンサルティングや、マニュアル診断事業を立ち上げ、さまざまな業界のメー
カーに技術情報のコンサルティングを提供する。その後、自動車事業部の事業部長に
就任し、横浜・東京・広島にある 4 つのドキュメントセンターを統括。
■2009 年から 2011 年まで、富士重工業株式会社と株式会社大興(ダイテックの親
会社)が出資して設立した技術情報制作会社、スバル・インテリジェント・サービス
株式会社に出向。「マニュアル改善」のセミナー講師、コンサルテーション、伝わる
マニュアルの啓発活動を推進した。
■2011年にダイテックに帰任。情報の作り手と情報の受け手の「心」をつなぐコミュ
ニケーション設計を目的とした、コミュニケーションデザイン事業を推進。