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2017. 1. 31 (Vol.090)
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こんにちは、メルマガ 「こんぱす」です。
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中国事情~上海の風Ⅱ ■ 第89回
https://www.npo-safety.org/backnumber/
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新年明けましておめでとうございます。中国保険ブローカーの嶋倉です。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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新年最初は次のテーマをお伝えします。
本編の前に中国のラーメンについて少し書きます。
中国語を勉強し始めるまで、特に「ラーメン」と言う名前の意味など、考えたこともありませんでした。
「ラーメン」は中国語の「拉面」の発音“ラーミエン”からきています。“拉”は引くという意味があり、
まさに小麦粉をこねて、それを引き伸ばして作る面が「拉面」です。
中国のラーメンは当然この「拉面」ですので、日本の「ラーメン」とは全く異なります。
今ではインターネットが発展したおかげで、誰でも手軽にあらゆる情報を得ることができますが、
実は中国では以前から日本の「ラーメン」も広く認知されていました。それは味千ラーメンという
チェーン店が全国展開しており、空港や新幹線の駅などの主要施設にテナントとして入って
いたからです。そのおかげで中国人にも「ラーメン」が認知されています。
味千ラーメンについては本編の下に参考URLを載せていますので、よければご覧ください。
その後、上海には日本でも有名な一風堂などが進出をし、その他のラーメン屋さんもぽつぽつ
出てきました。
ここまでが中国でのラーメンの普及とその背景です。続いて、いよいよ本題です。
そんな中、先月上海のある商業施設内にラーメンアリーナと銘打ったものが登場しました。
どうやら、日本の有名店をまとめて出店させたようです。これは非常に興味深いと思い、
先日視察に行ってきました。
場所は上海の中心、人民広場から地下鉄で1駅(曲阜路駅)。
駅から直結でこの商業施設に入れます。7Fにあるようで、上がってみると平日にもかかわらず
中々賑わっています。至る所でラーメンアリーナ(拉面競技館)の文字が目に付きます。
フロアガイドを見てみると、6店舗入っているようで、北は北海道、南は九州まで全国各地の
お店が出店しています。当然、1度の来場で全てのお店のラーメンをいただくことはできないため、
また来ようと思ってしまいます。同じ場所に6店舗出展させたことで集客効果も高めているようです。
特にこれといった目的がなかったので、適当に入ってみることにしました。
席に着くなり早速中国人が日本語で接客をしてくれました。さらにスープの味の濃さなど、
メニューにはない要望も聞いてくれる親切さ、この辺りは徹底されているようです。
注文を終え、先に会計をしようとすると、現金支払いができません。話を聞いてみると、
先に総合カウンターへ行き、このフロアで使えるICカードにお金をチャージしなければいけないとのこと。
急いで、カウンターへ行き、チャージをして、無事に支払いができました。ICカードへのチャージですが、
もはや当然ですが、アリペイでの電子決済も可能でしたので、現金を持っていなくても
携帯さえあればOKです。
いよいよラーメンが配膳され、食べてみると‶普通においしい″。これは日本基準での話ですので、
中国でこのレベルが食べられるのは非常にありがたいといった感じです。日本人にとっては満足度が
高いと思います。
少しだけ残念なことがあるとすれば、出てくるのが遅いといったことでしょうか。
日本ではラーメンはファストフードと同じぐらい、もしくは少し遅いくらいのスピードで出てきますが、
10分ほど待たされたと思います。この後もう一店舗行きましたが、同じぐらいでした。
値段は2店舗ともに日本で食べるのと同じぐらいだったと思います。
総合してみると、非常にありがたい施設だと言えると思います。
実際多くの日本人が訪れているようです。今後、売り上げの善し悪しで店舗変更もあるようなので、
中国人にどの程度日本のラーメンが受け入れられるのかも含めて、引き続き注意して見ていきたいと
思います。
それでは今月はこのあたりで失礼します。
「ラーメンアリーナ」
【参考URL】
http://diamond.jp/articles/-/9737
熊本の小さな飲食店「味千ラーメン」はなぜ中国で一番有名な日本の外食チェーンになれたのか
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