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    2015.2.23(Vol.069)

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    こんにちは、メルマガ 「こんぱす」です。

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 中国事情~上海の風Ⅱ   ■ 第68回 □

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皆さんこんにちは、中国保険ブローカーの嶋倉です。

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今月は次のテーマでお送りします。

 「ネット規制」

 普段何気なくパソコンや携帯(スマフォ)からアクセスしているインターネットサイト(以下サイト)。中国では国外からのアクセスと、その反対の海外へのアクセスに対して厳しい検閲をしています。
理由は様々ですが、その現状の一部をお伝えします。

まず、中国からアクセスできないサイトで代表的なものをいくつか挙げます。

Youtube、Facebook、FC2など。

どれも日本のみに限らず、世界的にポピュラーなサイトです。
何らかの理由があり規制されているのでしょうが、どのような基準でアクセス不可にしているかは定かではありません。
事実、日本で有名なブログサイトのアメブロなどは、規制対象でしたが2年ほど前に突然アクセスできるようになりました。

この規制は以前からありましたが、半年ほど前から更に強化され始めました。

まず2014年7月にチャットアプリのLINEが完全に利用不可になりました。

それまでLINEは上海で大規模に営業展開しており、突然の遮断にユーザーは驚きを隠せませんでした。LINEは登録するときに携帯電話の番号を一緒に登録する必要があります。

この番号が中国の番号であれば、例え国外へ出ても利用することができません。

いくら中国政府の関連当局が厳しく検閲していようと、さすがに国外までは手が回らない(そこまで検閲する権利もない)はずなので、この措置はLINEを運営している会社が政府からの指示を受けて行ったと私は考えています。

そして昨年末に今度はグーグルのメールサービスであるGメールが完全にシャットアウトされました。

日本ではYahooメールなどと並んでフリーで利用できるメールサービスの代表格です。そのため個人用のアドレスに使っていた人も多く、こちらも悲鳴の声があがりました。

グーグルは数年前に中国から撤退しており、検索エンジンもかなりの確率で遮断されていたため、Gメールが利用できることは私的には不思議でした。
故に今回の措置は当然の流れかと考えています。

以上のようなサイトおよびサービスは日々の生活の中に広く浸透しているため、利用できないと公私ともに困る人がたくさんいます。そこで多くの人が抜け道として利用していたのがVPNというサービスです。

内容は割愛しますが、このVPNを使えば既述のサイトへアクセスできるわけです。ここ数年で在中の日本人にも広く知られるようになり、多くのVPN業者も登場しました。

ところが、1月下旬からついに中国政府がこのVPN業者への取り締まりを始めました。これにより多くのVPNが利用不可となり、我々日本人にとっては更に不便な(閉鎖的に感じる)ネット環境になってしまいました。

さて、中国政府はこのネット社会に潜むリスクをヘッジしようと厳しく管理をしているわけですが、一方でその利便性も十分に理解しています。

先ほど挙げたアクセス不可の1つであるFacebook。言わずと知れたアメリカ発のSNSです。

このFacebookには有名人や観光都市のオフィシャルページがあります。
多くの人が利用しているサービスで効率的にイベントなどの情報を発信できるため、非常に有用なのでしょう。
面白いのはそのオフィシャルページの1つに中国の観光都市のページがあることです。

中国国内ではアクセス不可のサイトで堂々と海外向けにプロモーションを行う。なんとも大胆な行動だと思いませんか。このことからも分かる通り、恐らくネットの力を最もよく理解しているのは中国政府なのでしょう。

この政策(規制)は確実に時代に逆行しています。現代において、なぜここまで厳しい規制をしなければならないのか。疑問符が付きます。

今後も実際の生活を通して、中国のネット環境がどのように変化していくかウォッチしたいと思います。

それでは今月はこのあたりで失礼します。

 

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「日本では街の至る所にある自動販売機。中国では全然ありません」

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